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2007年1月から12月までの1年間に当院で施行された開心術(人工心肺を使用した心臓手術と胸部大動脈手術及び人工心肺を使用しない冠動脈バイパス手術の合計)は397例で昨年と比較してほぼ100例の増加となりました。その他の腹部大動脈瘤、末梢血管、透析用の内シャント術、静脈瘤手術、ペースメーカ植え込み術をあわせると合計で635例の手術を行いました。分野別では冠動脈バイパス手術が243例、弁膜症手術が127例、胸部大動脈手術が65例で、どの分野も増加傾向にあります。開院当初からのモットーである緊急症例は断らないという姿勢を貫いており、他院からの救急搬送が困難な場合はいつでも心臓外科医と臨床工学技師が当院の救急車に乗り込んでお迎えに伺っています。
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
243例の冠動脈バイパス手術のうち、バイパスの単独手術が201例で残りの41例は弁疾患または大動脈疾患との合併手術症例です。バイパス手術では201例のうち176例に人工心肺を使用しないオフポンプバイパス手術を行っています。心機能不良例にも左室形成術、両心室ペーシング等を行い良好な結果が得られています。

弁膜症(大動脈弁、僧帽弁、三尖弁)
127例の弁膜症手術のうち大動脈弁人工弁置換術を46例に、僧帽弁人工弁置換術を27例に、僧帽弁形成術を42例に施行しています。大動脈弁疾患では80歳を超える症例が増加しており、良好な結果が得られています。僧帽弁では閉鎖不全ではほとんどの症例で弁形成を行っており、また僧帽弁疾患に合併することが多い心房細動を洞調律に戻すメイズ手術も10例に行っています。

大血管(胸部大動脈瘤、急性大動脈解離、腹部大動脈瘤)
65例の胸部大動脈瘤手術と31例の腹部大動脈瘤手術を行っています。胸部大動脈瘤のうち39例は急性大動脈解離に対する緊急手術であり、急性解離の手術はここ数年で倍増しています。

その他の手術
上記以外では末梢血管手術が69例、透析用の内シャント造設術が57例、静脈瘤手術が30例、ペースメーカー植え込み術を57例に行っています。下肢の閉塞性動脈硬化症に対する手術では膝下に及ぶ重症下肢虚血に対しても積極的に血行再建を行っており、また静脈瘤手術では日帰り手術を基本にしています。
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