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ここでは、パート職員から”短時間正職員制度”で正職員になったFさんと、長いブランクを経て復帰したKさんの生活をご紹介します。復帰を考えている方や、事情があって限られた時間の中でも働きたいと思っている方…ぜひ参考にしてください!
”短時間正職員制度”で悩みも解消しました

<Fさん>二人の子供を子育て中。非常勤だったが、子供の送迎時間の関係で5月より”短時間正職員制度”を使い、非常勤より少し長い「短時間勤務」に切り替えて勤務中。
プロフィール・・・
20歳から2年間、京都の療養型の病院で働き、その後3年間ブランクあり。2009年11月から新葛飾病院・内科/循環器病棟に非常勤(9時~16時)として入職。
3歳の長男は幼稚園、1歳の長女はたんぽぽ保育室(新葛飾病院の付属保育室)に預けている。
週休2日(不定期)。
『はじめは、子供の幼稚園が始まるのが8時30分からなんですが、常勤の正職員だと勤務開始時間も8時30分で間に合わないこともあり、9時からの勤務ができる非常勤で入職しました。短時間正職員制度を利用したのには2つの理由があります。
まず、今住んでいるマンションを私の名義で契約したので、正職員という身分のほうが有利かつスムーズに契約できたこと。それと、子供の幼稚園が始まる時間が、常勤の正職員だと最初の30分は間に合わないのですが、そこの部分だけをこの制度でカバーすることができることです。現在は9時から17時30分の勤務なので、朝の30分間だけを”時短”にしているわけです。
いま働いている病棟の師長さんも偶然同じ制度を利用していて、以前この悩みを話したら、「こういう制度があるので、あなたも使えるんじゃない?」と教えてもらいました。』
- Fさんの一日
- AM 5~6時 起床 子供のお弁当がある日は早く起きる。 朝食を作り、食べさせて、身支度。
- 8:30 家を出る 自転車か徒歩で長男を幼稚園に送り届け、長女を保育室に送り届けて、出勤。 幼稚園は2時には終わってしまうので、その後はファミリーサポート(※1)を使っている。 (土日出勤の場合は、子供二人ともたんぽぽ保育室に預ける。)
- 9:00 出勤
- 申し送りは8:30からで、間に合わないので、後でリーダーさんに内容を確認しなければいけない。
早い人は始業前に点滴・情報収集・確認がすべてそろっているので、ケアが出遅れないよう 朝はバタバタとがんばる。時短を使っているぶん、ここはちょっと大変・・・ - 患者さんの清拭、点滴 時間があれば洗髪などのケア
- 午後 食事介助
途中、カンファレンスもあり。
担当患者さんの検温、夕方の点滴、血糖を測る など。 次の日に検査があるときは検査の説明 - 17:30 終了。たいてい時間までに終わることができるが、17時頃に入院してくる患者さんがいる場合は、
書類の用意などもあってあわただしくなることも。
『いま働いているフロアは子育て中のナースが一番多いみたいで、時短を使うことで肩身の狭い思いをすることは
ないですね。みんなでお互いカバーしあって、うまくバランスをとっています。
非常勤のときは16時に帰らなければいけなかったんですが、16時ってけっこう忙しい時間帯なので、心苦しかったんですが、
それも解消しましたし。収入も少しアップしました(笑)
私は朝の30分短いだけですけど、これだけでだいぶ違うんですよ。
いまのところはこの制度で働き続けて、子供が小学校に入ったら、学童保育などを利用して、フルタイムへの変更も視野に入れています。
(※1)ファミリーサポート…一時間800円程度(葛飾区の場合)で、育児に必要な送迎などの用事を手伝ってくれる地域の制度。事前に面接をした上で依頼する。

14年のブランクが不安だったけど、今は楽しく働いています
<Kさん>整形外科病棟パート勤務。再就職支援セミナーを受けたのを機に14年のブランクを経て復職。
プロフィール・・・
広島県生まれ。独身時代は夜勤を含む総合病院でフルタイムを3年間経験。結婚後、葛飾区内の他の病院で一年ほど日勤パートで勤め、妊娠中も勤務を継続するが、切迫早産を機に退職。
その後、3人の子供の出産・子育て・PTAや地域の活動が忙しく、14年のブランクが経過。
夫は転勤族で、現在は単身赴任中。子供は中2の長女・小5の次女・小3の長男の3人。現在、整形外科病棟で、患者さんを担当しない”フリー業務”を受け持ち、ナースコール対応や巡回、ヘルプ、手術患者さんのオペ出しや受け入れ業務を行っている。
『新葛飾病院には、再就職支援セミナーがあることを新聞で知り、応募しました。それまでは、復帰したい気持ちはずっとあったんですけど、子供もいるのに、時間の融通が効くかどうかとか…いろいろ不安で。求人なんかも見ていたんですが、なかなか踏み切れませんでした。再就職支援セミナーを受けてからは、パートでも働けるシステムがあるとわかって、復帰するきっかけとなりました。
14年と長いブランクについては不安でしたが、セミナーの最終日に病棟実習があって、患者さんと触れ合ったりするうちに、患者さんはなんら昔とかわっていないと気付いたんです。清拭など、やることがガラリと変わったわけではないと。もちろん医療機器や、たとえば三方活栓なんか劇的に変わっていたんですけど、実際に見せてもらうことで、不安が消えていきました。
それに、同じセミナーを受けたブランクのあるナースどうしで体験談を話しあったので、同じような環境の人がいるんだと思って心強かったですね。』
- Kさんの一日
AM 5:00 起床 朝食・洗濯を済ませる- 7:30 小3の長男と一緒に家を出る
- 8:10 病院に到着
- 8:30 始業
- 8:10 病院に到着
- PM 15:00 終業 入院手続きなどがあると、16:00頃になることも。
- 16:00 帰宅 ひと休憩。
- 17:00 夕食の支度。子供の塾やサッカーなどに忙しく送り出し、駅から遠いので、終わるころに迎えに行く。
- 21:00 ダウンして就寝。
『復帰してからは、生活にはりあいが出て、本当に楽しいです!少しでも社会にかかわれることが嬉しくて。
勉強も楽しいし、新鮮です!
夫は、復帰したいと言ったとき、「(大変になるだろうけど)君がやれるならやってみたら」と言っていました。いまは、うまくバランスがとれていると思います。末の子が中学生になったら、また夜勤も含めたフルタイムになることも視野に入れているので、それまでの間うまく家庭とバランスがとれるかどうか、見極めたいです。
私は、看護師の免許を取ってから、4年しか働いていなかったので今からまた勉強し直すつもりでやっていきたいと思っています。再就職支援セミナーで不安も取り除くことができたし、良いきっかけになってよかったです。』
*こんな制度があります*
①再就職支援セミナー・・・ 年に数回開催しています。次回は7/12~16です。
②短時間正職員制度・・・ 小学校入学までの子を養育する常勤職員は、労働時間を1日につき2時間まで減らすことができ、常勤職員(正社員)の身分を保障されたまま働ける制度です。(※労働時間を減らした分の減俸はあります)
③時間有給休暇取得制度・・・2010年4月より、全職員対象(非常勤含む)で、事前申請すれば一時間単位で有給休暇が取得できる制度です。子供の送り迎えや病院など、ちょっとした用事ができたときも、半休・全休を取らずにすみ、便利です。(取得できる時間数は、勤務年数などによって異なります)



