当院では、このたび超高性能16列マルチスライスCT(フィリップス社製 Brilliance16CT)を導入しました。CTはコンピュータ断層法の略で、X線とコンピュータを使って身体の輪切り画像を作る装置です。従来のCT(シングルヘリカルCT)と比べ、マルチスライスCTでは1度に広い範囲の撮影ができ、多くの断層画像が得られます。それらをコンピュータ処理することにより、体軸方向(縦方向)の画像や立体画像、さらに動画まで得られることが大きな特長です。画像も格段に精密化し、腫瘍や動脈瘤などの早期発見に大きく貢献します。また、撮影速度の向上により、心臓など動きのある部位の撮影も可能になりました。撮影時間が大幅に短縮され、息止めも10数秒と大変楽になり、また、被曝量も低減されていますので、安心して検査を受けていただくことができます。今後、当院ではこのマルチスライスCTを活用し、快適、安全、正確な画像診断を提供してまいりたいと思います。
従来のシングルヘリカルCTと比べ、検出器(X線を受け取ってデータを集める部分)が複数あるため、撮影時間の短縮やより薄い断面の撮影が可能となり、心臓やや広範囲にわたる太い血管の精密な撮影が行えるようになりました。
腹部の細かい血管の枝分かれまで、きれいに画像化できます。また、MPR画像(あらゆる角度から見た断面画像)が簡単に得られるようになりました。
撮影スピードの高速化により、正確な診断につながる精密な画像情報が得られるととともに、検査の待ち時間も少なくなり、患者さんには快適に検査へのぞんでいただけるようになりました。